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灯りで体調を整える - 夜の暮らしに適したインテリア照明の色味と効果

Blog 2020.06.27

毎日使用しているインテリア照明は、普段の生活の一部です。
毎日の食事が健康に影響するように、照明は人々の暮らしに影響します。

夜の照明のことを気にせずに生活することは、健康を気にせずにファストフードを食べているのと同じこと。
夜にふさわしい照明がちゃんとあるのです。

今回は、その理由と効果について説明いたします。


灯りで体調を整える - 夜の暮らしに適したインテリア照明の色味と効果

夜の照明には、適した色味があります。
それが、暖色(電球色)の灯りです。

実際に、夜の照明が体調にも影響することは、科学的にも明らかになっています。
夜の時間を暖色(電球色)の灯りで生活することで、日々の体調を整える効果もあるのです。

①暖色の灯りがよい理由

では、なぜ暖色の照明が適しているのか?
結論を言いますと、「体内時計を正常に保つために必要不可欠だから」です。

人間はずっと昔から、太陽のリズムに合わせて生活しています。私たちの身体にはそのような体内時計が備わっており、そのリズムから外れるような生活を続けると、体内時計がくるってしまい、健康に大きな影響が出てしまいます。

本当はとても当たり前のことなのですが、急激な経済の発展と共に、日本では長く働くことが善とされ、本来の生活が軽視されてきたように思います。

そんな体内時計に大きく関わっているのが夜の照明です。太陽のリズムに逆らうことなく、暖色の灯りを点けてあげることで体内時計がきちんと保たれるようになります。

体内時計を保つことでの効果

また、体内時計を維持することで、次のような効果が得られます。

・自立神経が整う
・気持ちがリラックスする
・良質な睡眠がとれる

自立神経とは、簡単に言うと、
“私たちの内臓器官や血圧、体温をコントロールしている神経” のことです。

自立神経には、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があり、その両方のバランスを取ることで健康な状態を維持しています。

逆にこのバランスが乱れてしまうと、体内のコントロールが上手く出来ず、疲れや不眠、動悸などの体調不良につながってきます。

夜の時間に、暖色の灯りを点けることで、副交感神経をONにするメラトニンというホルモンが分泌されやすくなります。
(※白色の光は、逆にメラトニンの分泌を抑制してしまいます)

メラトニンは、体温や心拍数を下げてリラックスさせる働きがあり、自然と眠気を誘う睡眠ホルモンとも呼ばれているのです。

そのため、なるべく早い時間から、照明の明るさを落として、暖色の灯りの中で夜を過ごすことで、気持ちもリラックスした状態になり、ストレスを軽減することができたり、質の高い睡眠をとることができるようになります。

これが私たちの暮らしにとって、夕日の色と同じ「暖色の灯り」が必要な理由の一つなのです。


日本でも徐々に暖色の灯りが浸透してきていますが、未だに家の窓から見える夜の灯りには、白色も根強く残っています。

現状の日本とは異なり、デンマークの家の窓からは、ほとんど暖色の灯りしか見られません。北欧では、季節による日照時間の変化が大きいので、体内時計を保つことが難しいことも影響しているのだと思います。

そのような環境の中、夜に明るい白色の照明を使わずに、控えめな暖色の灯りで暮らしを整えることは、北欧の人達にとって自然なことなのかもしれません。

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