北欧に学ぶ照明術 - ダイニングテーブルを優しく照らすペンダントライトの取り入れ方 - 心が反応するインテリア照明 | react - オンラインショップ・販売

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北欧に学ぶ照明術 - ダイニングテーブルを優しく照らすペンダントライトの取り入れ方

Blog 2020.08.11

ダイニングテーブルの照明は何を使っていますでしょうか?

実はペンダントライトを上手に取り入れることで、ダイニングの雰囲気は全く変わってきます。

ダイニングの照明はどうしたらいいのだろう、、、変えたいけどやり方がわからない方に向けて、実際に北欧で実践されていることを参考に解説いたします。


北欧に学ぶ照明術 - ダイニングテーブルを優しく照らすペンダントライトの取り入れ方

<目次>
・①照明の高さ:北欧の吊り高さを取り入れる
・②照明の色味:料理がおいしく見えるダイニング照明の色味とは?
・③照明の明るさ:テーブルサイズに適した明るさにする
・④照明の数:テーブルサイズに適した照明の数にする
・⑤北欧の照明:ダイニングの印象を変える北欧のペンダント照明

①照明の高さ:北欧の吊り高さを取り入れる

ダイニングテーブル上のペンダント照明には適切な吊り高さがあります。
基本的には、北欧のインテリアをお手本に見習うだけでOKです。


適切な吊り高さはテーブル面から約70cmの高さ

実際に70cmの高さに吊ってみると、意外と低いなぁと感じるかもしれません。
(北欧ではもっと低いことも)

しかし、これには理由があります。

テーブル面の明るさを効率良く取れ、かつ相手の顔が見える高さだからです。
テーブルに置かれた食事を明るく、顔も美しく照らしてくれます。

北欧でペンダント照明を低く吊るすのは、なるべく優しい光で、照らす場所の明るさを取るため。
空間作りにも省エネにも理にかなっているのです。

逆に、高く吊るほどテーブル面から離れてしまうので暗くなります。
暗くならないように、明るい電球を使うと、強い光で眩しく感じ、さらに不要な場所まで明るくなってしまいます。
結果、落ち着かない空間につながる負の連鎖となってしまいます。


②照明の色味:料理がおいしく見えるダイニング照明の色味とは?

ダイニング照明の色味は電球色の一択

世界のベストレストラン第一位に選出された「noma」で有名なデンマークでは、ほとんど電球色の照明が使われております。

日本では、ダイニングで勉強したりすることもあるからなのか、白色(昼白色)や、白とオレンジの中間(温白色)が使われていることもしばしばあります。

ただし、本来の食事のことを考えると電球色以外に選択肢はありません。


電球色がよい根拠

心理学的な根拠があります。

電球色(暖色)の照明は、心理的に空腹中枢が刺激されて食欲を促進する働きがあります。
そして、料理や食材に多い暖色系の色味が鮮やかに見えるため、おいしそうに見えるのです。

逆に、白色の光は、電球色よりも青い色を多く含んでいるため、心理的に食への気持ちは動かない照明なのです。


③照明の明るさ:テーブルサイズに適した明るさにする

基本的には、自分や一緒に過ごす人が心地よい明るさが一番です。

人それぞれ明るさの感じ方は異なるので、あくまで、一つの基準として参考にしていただけたらと思います。


4人掛けには60Wが目安

4人掛けのダイニングテーブルであれば、白熱電球で60Wの明るさが目安となります。

落ち着いて食事をとりたいという方は、もう少し明るさを落とした40Wでも良いかもしれません。ダイニング周辺の明るさにもよりますので、好みに応じて選ばれるとよいかと思います。

ただ、テーブル幅が大きくなるにつれて、端の方が暗く感じることもありますので、気になる場合には100Wの電球を使われるか、次に説明します、照明の数を増やすのがよいかと思います。


④照明の数:テーブルサイズに適した照明の数にする

「2つ吊るしている絵がおしゃれだから」という理由ではなく、ダイニングテーブルのサイズと合わせて照明の数を考えるのがセオリーです。


4人掛けテーブル幅135cmから2灯に増やすことを検討する

テーブルサイズが幅135cmくらいになると、小ぶりなペンダント照明(目安:約φ15cm~φ20cm)1灯ではテーブル端に光が届きづらくなってきます。

そのため、お気に入りの照明が小さいサイズの場合は、2灯並べて吊るすことを検討されるとよいかと思います。

また、ある程度大きさのあるペンダント照明(目安:約φ25cm以上~)であれば、4人掛けのテーブルサイズであれば1灯でも大丈夫です。
照明のサイズも大きい方が、光も広がり、幅の広いテーブルでも端まで光が届きやすくなります。

ダイニングは家族が集まる場所でもあるので、個人的には小ぶりな照明が2灯よりも、1つの場所に集まるイメージが強い1灯吊りの方がおすすめです。


3灯吊りは、6人掛けテーブル幅180cmから検討する

基本的に、4人掛けのテーブルサイズであれば、3灯までは必要ありません。
2灯あれば明るさもまかなえます。

もし、6人掛けのダイニングテーブルの照明を検討される場合には、
小ぶりなペンダント照明(目安:約φ15cm~φ20cm)を3灯、
もしくは、ある程度大きさのあるペンダント照明(目安:約φ25cm以上~)を2灯使用されるのがおすすめです。


⑤北欧の照明:ダイニングの印象を変える北欧のペンダント照明

参考に、ダイニングテーブルに適した北欧の照明器具を紹介いたします。


・PH 5 ミニ|ルイスポールセン
有名なPH5より一回り小さいミニサイズです。
日本のダイニングにはこちらのサイズの方が使いやすいかも。

・VL45 ラジオハウス ペンダント|ルイスポールセン
フィンユール邸でも使用されているペンダント照明。
サイズも、φ175、φ250、φ375の3サイズあるので、ダイニングテーブルの大きさに合わせて選ぶことができます。

・130A・Φ440 | LE KLINT
レクリントもデンマークではとても有名な照明です。
クラシックなデザインに、プリーツの折り目が作る光の陰影も綺麗で、北欧ダイニングにはピッタリです。

・The workshop lamp|MADE BY HAND
こちらも長い間飽きの来ないデザインの照明。
インテリアショップのCONNECTさんで別注カラーのグレーがあり、インテリアのテイストに合わせやすくおすすめです。

・カラヴァッジオ|フリッツハンセン
シンプルで線の美しい形状。
モノトーンカラーとサイズのバリエーションが多く、シンプルな北欧ダイニング空間を作ることができる照明です。

・A330S ペンダント ゴールデンベル|artek
フィンランドを代表する有名なインテリアブランド。
昨年日本にも初めて直営店ができました。
小ぶりなゴールデンベルですが、品があり、美しいダイニング空間にしてくれる照明です。

なお、当ショップreactのペンダント照明「Maroon」も、銅のシェードと木テーブルとの相性がよく、取り入れるだけで空間の質をグッと高めてくれる照明となっております。

2~4人掛けのダイニングテーブルに合わせやすいサイズですので、ご検討いただけますと幸いです。

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