説明
『灯りのコンポート』
なくても困らない。でも、そこにあるだけで、ふっと心が和らぐ。
暮らしの豊かさとは、そんな何気ないものの積み重ねかもしれない。
果物を美しく盛りつけるコンポート。
トンッと置くだけで、食卓の風景が変わる。
それは、食器という“機能”を超えて、“飾る”という楽しみを生み出してくれるから。
“飾る”とは、空間に心を配り、その変化を愛でること。
必ずしも必要ではないけれど、あるだけで気持ちが満たされるもの。
灯りにも、そんな力があるのだと思う。
だからこそ、明るさという“機能”だけでなく、
コンポートのように “飾る”という空間にあたたかな表情を添える灯りを。
手しごとの木工品として、作り手の想いと技術に敬意を込めながら、
それでいて普遍的な美しさを大切に。けれど、暮らしの中でふと目にしたとき、
心にやわらかな余韻を残すようなスタンドライトを。
灯りを飾ることで、心地よい空間をつくる。
そんな小さなひと手間が、日々の暮らしをそっと豊かにしてくれる。
『灯りのコンポート』。
光の果実を、あなたの暮らしに。

一人ひとりの暮らしにとってのアンティークになるように。
時を超えて受け継がれるアンティーク。
長年旅をしてきた物語を感じ、
時間だけが生み出せる風合いはとても魅力的だ。
一方で、新しいものの魅力は、“余白”があること。
わたしたちの暮らしが少しずつ溶け込むような。
最初は、まだ硬さの感じる木目も
毎日の暮らしの中での温もりを吸い込み、
柔らかい空気を帯びていく。
真鍮の輝きは、やがて時間と共に落ち着き、違った表情を見せてくれる。
これからの時間の中で、共に暮らしに寄り添ってくれる
かけがえのない存在に育ってくれるものだと思う。
ひとつの灯りが、これからの時を経て、
あなたにとってのアンティークとなるように願って。
伝統的な「灯りのかたち」を元に、普遍な美を再構築すること。
今では、さまざまなデザインの灯りがあふれている。
しかし、灯りは単なる道具としての照明ではなく、暮らしに寄り添う家具のひとつ。
(少なくとも、reactはそのように考える。)
だからこそ、昔から変わらない「灯りのかたち」がある。
スタンドライトには、しっかりと支える台座があり、
灯りの芯となる電球を支える支柱がある。
そして、電球の光を透過し、やわらかく広げるシェード(傘)がある。
無駄を削ぎ落としたシンプルなものは美しい。
けれど、ただシンプルなだけではどこか味気ない。
かえって冷たく、そっけない印象になってしまうことも。
それが空間の違和感につながる。
だからこそ、「線」にこだわる。
空間に調和しながらも、どこか心惹かれるかたち。
余計な装飾をせず、手に触れたときの心地よさまで考える。
そのすべてを、職人の手仕事で丁寧に形にする。
暮らしに溶け込み、日々のスタンダードとなる灯りを届けるために。
→職人さんのご紹介はこちらより