この道40年近く。木工旋盤という専門技術 - 心が反応するインテリア照明 | react - オンラインショップ・販売

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この道40年近く。木工旋盤という専門技術

Blog 2021.11.02

reactの照明の重要なパーツを製作いただいている大阪の木工職人さんのことを、今回少しだけ紹介させてください。

職人さんが木工旋盤を始めたのは、中学卒業後。他社で3年間、遊び盛りの時期をすべて木工旋盤技術の習得に。

その後、一時は違う仕事に就くものの、お母さんの腰を痛める中でも休まずに仕事に打ち込む後ろ姿に、自分が家業を継ぐことを決心する。

しかし、家業を継いですぐにたくさんの仕事があったわけではなく、また時代の流れも変わり、とても苦労された時期があったとのこと。そんな大変な時期を乗り越え、現在もその手の感覚で木を削り、椅子やテーブルの脚など、回転体で製作される木工製品を作っていらっしゃいます。

先代から引き継がれている道具。

先代から使用している刃物(のみ)は、現在も職人さんご自身でメンテナンスをし、整えています。これらの道具は、電気で火入れし、強度と切れ味を出して作られたもので、今の時代はもう作ってくれるところがないとのこと。お客さんからのどんな要望にも答えるため、これらの道具は欠かせない大切なものなのです。

ここだからできる加工

大量生産の時代となり、木工品も自動機にて作られる既製品が増えてきました。そんな中、自動機ではなく、職人さんが手の感覚で削るのにはわけがあります。

手で削る細かい加工や表面の仕上がりは、自動機では再現できず、また機械で作られた形や仕上がりはどれも均一になってしまいます。
パッと見ただけではわからないかもしれませんが、それは、人の温度感を感じない、どこか味気ない製品なのかもしれません。

自然で育った木は生きているもの。ひとつとして同じものはなく、それを職人の目で見て刃物を選び、手の感覚で木と話しながら削っていく。
そうして出来上がったものには、職人さんの歴史、技術、想いが詰まっていると、私は思っています。

木工旋盤は、家具などの木工製作とは異なる特殊な専門技術。今では、デザイナーや家具屋さんなど、さまざまなところから声がかかり、日々いろんなお願いがあるそうです。

ひとつひとつ職人さんの手作業が入るものづくり。モノがたくさん作られる時代において、非効率なのかもしれません。
しかし、そこには、その道をきわめてきた一人の職人として、木と技術に向き合う姿があります。

毎日暮らしの中で長く使うものだからこそ、なかなか目に見えてこない作り手の想いをどうしてもお届けしたい、と思い書かせていただきました。

reactの照明を通して、少しでも感じてもらえたら嬉しい限りです。

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