説明
『森の空気をまとう。』
デンマーク語で森を意味するSkov [スコウ]。
思わず深呼吸したくなる森の空気。木漏れ日や鳥の声、葉の揺れる音に癒される。
紅葉や落ち葉に郷愁を。冬には森閑な神秘感を。
雪解けのきらめきに胸が高鳴り、五感で季節のうつろいを感じる。
北欧では、暮らしの近くに森があり自然の豊かさを感じることができる。
家と自然との緩やかな繋がり。心地よさのためには、なるべく切り離されない方がよい。
毎日を過ごすお部屋で自然の温もりを欲するのは、自然なことなのだと思います。
その中で、灯りとして出来ること。
手触り感のある素材とフォルム。
主張せず、でも削ぎ落とし過ぎない。品格を感じ、周りと調和がとれること。
夜の落ち着きを作る光。
眩しさや強い明るさを感じさせない。お部屋の陰影、雰囲気を作り、過ごす人たちの感情を動かすこと。
それらのことを大切に、
暮らしに「森の空気をまとう」灯りとしてSkov は生まれました。
融合
デンマークのアンティークで見られる三つ脚のライト。
以前、その佇まいに惹かれ、私の家にもお迎えしたいと考えていました。
しかし、どうしても形状やバランス、細部のデザインで納得いくものが見つからないのです。
ならば作るしかない。
そうして、オリジナルとして制作する構想が始まりました。
過去と現在。
デンマークと日本。
異なる時間や暮らし、文化を融合した灯りを目指して。
品格を与える木工技術
華奢なラインが美しい脚。まるで森になる木の実のようにほっこりするフォルム。
それを実現しているのは、この道40年の木工職人さんの技術です。
木工旋盤(ウッドターニング)という専門技術により、回転する木材に刃を当てて削り出すことで形作られています。
職人さんから試作が上がってきたときに、その出来栄えに 「すごい…」と無意識に言葉が漏れていました。
モノから醸し出される品格というものは、職人さんの手によって与えられるのだと思います。
→職人さんのご紹介はこちらより
時が経っても受け継がれるもの
手で触れた時に、静かに心が躍る瞬間。
ときめく作品やプロダクトに出会ったときに感じる言葉にできないあの感覚。
灯りづくりでも、そう感じてもらえるように。
木の本来の質感を残すため、蜜蠟ワックスにて仕上げ、各パーツの素材には真鍮をしつらえました。
アンティークになっても、大切に受け継がれる味わい深いものに移ろうように。
夜の落ち着きを作る光
まるで、森の葉が強い日差しを落ち着かせ、木漏れ日となり、また木陰をつくるように。
ファブリックのシェードが電球の眩しさをやわらげ、空間にやわらかい光を広げてくれます。
それは、お部屋の隅々を照らすのではなく、自然と陰影を生み出す情調ある灯り。
わたしたちの夜の心地良さに、そっと寄り添ってくれます。
バリエーション
●オーク材
木目が綺麗で表情豊かなオーク。
自然な色味で、周りと調和を取るのが上手。それでいて、しっかり質感も感じさせてくれます。
●ウォールナット材
世界三大銘木のひとつであり、日本語ではくるみの木を意味するウォールナット。
落ち着きのある色味のため、空間をふっと引き締めてくれます。
組み合わせ次第で印象が異なりますので、
お部屋の雰囲気やお好みに合わせてお選びいただければと思います。